2019世界柔道選手権東京大会 救護補助スタッフ

カテゴリ: その他

◆柔道の世界選手権に救護補助スタッフとして参加してきました!◆

 2019/8/25~9/1まで開催の世界柔道選手権に救護補助スタッフとして参加してきました。今回の大会は、来年、日本で開催される東京オリンピックのプレ開催のため、選手だけでなく運営側もとても重要な大会となっています。

 今回、全日本柔道連盟の医科学委員会のドクターより声を掛けていただくことができ、参加できる運びとなりました。私は8/24.25.30の3日間に参加させていただきました。

 

 柔道の試合において、ケガ人や出血などの処置はドクターが行うことが原則です。そのため救護補助という形になっています。救護補助スタッフは柔道整復師だけでなく、理学療法士(PT)やアスレティックトレーナー(AT)も参加されており、様々なケースに対応できるよう協力して働いています。今回、特に学ばせていただいたのは、救急搬送方法と処置(対応)内容についてです。

 

 救急搬送では、スパインボード(バックボード)を用いて、迅速に搬送者を動かし、いかに安定した状態で移動して救急隊に引き渡すかが、とても難しく大切なのかを経験できました。救急搬送時には4~8名の人員が必要となり、全員が目的と行動を理解し、リーダーとなるドクターの指示を忠実に実行するのは当然のことですが、全員が息を合わせて行動しなければならないため、掛け声や確認がとても重要になります。

 

 処置内容については、ケガや出血の処置のことではなく、その内容についてが重要となります。これは、奉仕の精神を持って、早く痛みを取るために何かをしてあげようという考えで行動し、自分では良い対応・処置ができたと思っていても、外国の選手自身は、帰国してからケガの回復が悪いことなどがあれば、日本でしてもらった対応・処置が悪かったからだ!訴える!となることもあるそうです。良かれと思って取った行動が批判されてしまうことがある事実。近年、日本でも訴訟問題が増えていると聞きます。プレイヤーファースト(選手を第一に)という考えは変わらずとも、医療従事者が自身を守ることも必要なんだということを教わり、学ぶことができました。

 

 今回学んだことを、職場である大学や専門学校の学生をはじめ、接骨院のスタッフも含め、こういう場合もあるということを認識してもらえるよう伝えたいと思います。

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